ジュエリーデザイナー加藤博照 nine SIXty Diamond Flavor
販売価格: 1,037円(税込) [通常販売価格: 1,296円]
オプションにより価格が変わる場合もあります。
歯科技工士学校在学中にシュエリーデザイン&ジュエリー制作に興味をもち、卒業後『nine SIXty』をスタート。その後、数々の個展や展示会て存在感を高め、2004年フランスのキングオブカシミヤとして有名なブランドであるルシアン・ヘラフィネの初となるジュエリーライン nine SIXty for lucien pellat-finetとしてのコラボレーションをはじめ、様々なブランドやデザイナーとのコラボレーション作品を発表する。
2009年人気デザイナー、パトリック・コックスと組んで新ブランドを設立し、翌年にはミラノコレクションデビュー。
以来、多くの芸能人なども愛用する有名ブランドであるnine SIXtyのチーフデザイナーとして活躍する。
私のマイコーヒー
中浅煎り
原産国: コロンビア・インドネシア他
こんにちは、加藤博照と申します。
子供の頃、サイフォンでコーヒーを入れて楽しんでいた父親をいつもうらやましく思っていました。コーヒーの香りでいっぱいになった部屋で、クラシックやジャズの音楽を聴きながら心地よい時間を過ごす父の姿や、ときどきもらう一口のコーヒーの味が、今でも忘れられないです。
普段の生活で、コーヒーとの付き合い方は、家ではエスプレッソマシンで入れたドッピオ(ダブル)のエスプレッソに砂糖を多めに入れて、別で牛乳を用意して飲む飲み方です。冬はホットミルクにします。そして最後は、カップの底に残った砂糖をスプーンですくって食べながらミルクを飲むのが定番です。苦味とうまみが凝縮されたエスプレッソ、そして、砂糖とミルクの組み合わせはとてもよく合います。
アトリエでは、仕事前にドリッパーで入れます。苦味が効いたパンチのあるもので「さて、やるぞ!」という気持ちになります。
豆もちゃんとミルで挽いてから入れます。実は2013年にオートバイの事故で両腕を骨折しまして、その時に、MONGOL 800 の清作ちゃんが、リハビリ用にと、手動のコーヒミルをプレゼントしてくれました。その時のものを今も使っています。当時、コーヒー豆を10分ほどかけて砕きながらリハビリしていた思い出があります。
今回のこのお話を頂いてから、この日がとても楽しみでした。オリジナルジュエリーという常に1点物を制作する仕事をしているので、コーヒーの試飲は何かそれに通じるものを感じました。私なりのジュエリーに対する感性やこだわりをコーヒーというもので表現できるのではないかと感じたのです。
試飲ですることは、単なる飲み比べではなく、イメージしたものをアウトプットすることといわれ、まずはどんなシーンで、どんな味をイメージすることからはじめました。
私のジュエリーのブランド名、nine SIXty(ナインシックスティー)はフラットでどうにでも変化するという意味が込められています。今回イメージするアウトプットは、自分が好みとする味ではなく、お客さまとオーダーメイドの打ち合わせの時などに飲んで頂きたい味です。オーダージュエリーの形状をイメージしながらの作業をコーヒーの香りと味と共に楽しんでいただけるようなそんなものが出来上がればいいなと思いました。
味はフラットで飲む人によって様々な味に感じられるような多面性を持っているものをイメージしました。様々な味を試しました。マイルドなもの、パンチがあるもの、和の感じがするもの、それらを吟味し、さらに進化させてイメージに近いものを作り上げていく。そんな作業はジュエリー作りにも通じてとても楽しく感じました。
最終的に決めたのは、中浅煎りのフラットで香りがいいものにアクセント的な要素でイタリアンなテイストを入れ、味に深みを出しました。温度によって表情が変わるのも気に入りました。そしてこれに合う素敵なコーヒーカップも探さなければいけませんね。
お客さまにはnine SIXtyジュエリーとともにこのブレンドを楽しんで頂けたら最高ですね。
マスターから一言:
加藤さんご自身の感性を味で表現されたいとの希望と、お客様との共同作業を演出するアイテムとしての一杯という課題を持って試飲されました。様々な思いが詰まった素敵な味が出来上がりました。
最新情報
nine SIXty
アーティスト加藤博照の感じる世界を素直に、そして限りなく自由に表現し、進化し続けているジュエリーブランドです。ジュエリーの素材としてはタブー視されていたレザー用い、様々な素材と糸を組み合わせ、デザインから縫製、繊細なディティールに至るまで、加藤博照の独自の手法と手作業によって完成されています。
作品のほとんどがオーダーメイドになっており、無限の可能性が秘められた、その作品は、確固たる存在感を放っているのです。
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