からだに、そして心にもうれしいコーヒーの美味しい情報です。
コーヒーの不老力 その2
(アンチエイジング)
コーヒーで糖尿病が予防できるって、ホント?
コーヒー5杯でリスク4割低下
九州大学大学院医学研究院予防医学分野の古野純典教授らのグループは、コーヒーを飲む習慣と糖尿病の関係について、調査を行っています。 協力してもらったのは、退職時検診を受けた男性自衛官4736人です。
2型糖尿病が歯称する「相対危険度」はコーヒーを飲まない人を1とすると、1日に1~2杯飲む人は0.72となりました。 3~4杯では0.67、5杯以上の無比とは0.64でした。
コーヒー5杯で、糖尿病になるリスクが約4割も低下するという結果を得ることができました。
また、虎ノ門病院内分泌代謝科(当時)の野田光彦部長らのグループは、東京都葛飾区民の健康診断に際し、コーヒーを飲む習慣と糖尿病について調べています。 対象となったのは、糖尿病と診断を受けている40歳と50歳の男女です。
この調査では、コーヒーを飲む回数が「週5回以上」の人は、「週1回未満」の人に比べて、2型糖尿病を発送するリスクが約半分だったという結果が出ています。
また、興味深いことに、このような結果が得られたのはコーヒーを飲む習慣がある人だけです、紅茶やウーロン茶ではこうした傾向は見られなかったと報告されています。
クロロゲン酸が血糖値を抑制する
熊本県立大学環境共生学部食健康環境学科の奥田拓道教授らは、ラットを使った実験で、糖尿病とコーヒーの関係について調べています。 実験では、ラットに、麦芽糖(水あめの主成分)とコーヒー豆の抽出物を同時に与えた場合と、麦芽糖だけを与えた場合で血糖値の変化を調べていますが、コーヒーが血糖値の抑制に効果的に働いているという結果を得ています。(図2)
また、この実験では、コーヒーの成分であるクロロゲン酸が効果的に血糖値を抑制するという結果も得ています。
糖尿病は、うまくコントロールしないと心臓が悪くなったり、目が悪くなったり、腎臓が悪くなったり・・・・・ 合併症がとても厄介な病気です。 運動やウエイトコントロールとともに、コーヒータイムを糖尿病予防に役立ててください。
COFFEE TIME
インスリンの働きをよくするマグネシウム
血液中のマグネシウム濃度が低かったり、マグネシウムの摂取量が低かったりすると、糖尿病を発症しやすくなることが知られています。
コーヒーには、お茶類に比べて何倍ものマグネシウムが含まれています。 コーヒーに血糖値を下げる作用があるのは、マグネシウムがインスリンの働きをよくし、棟の代謝に関係している可能性があります。
ただし、コーヒーに含まれるマグネシウムは1日の必要量を充たすほど多くありません。 コーヒーを飲むだけではなく、マグネイ有無が多く含まれる食品を普段の食生活にとり入れるようにしたいところです。
マグネシウムを多く含む食品としては、海苔やワカメ、煮干し、豆類などがあげられます。
日本人の食生活に欠かせないものばかりですね。
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