コーヒーとからだのおいしい話

     

からだに、そして心にもうれしいコーヒーの美味しい情報です。 

コーヒーのダイエット力 その2 

自律神経の働きをアップし、肥満を防ぐコーヒーの力

自律神経の働きを高めるのに有効なコーヒーの成分

京都大学大学院人間・環境学研究科の森谷敏夫教授らのグループは、コーヒーを飲んだ後に自律神経の働きが時間とともにどう変化するかについて調べています。 その結果コーヒーが自律神経の働きを促進するのに役立っていることが分かりました。

実験は、カフェイン入りとカフェインレスの2種類のコーヒーについて行われました。自律神経の活動を心拍数変動パワースペクトルという方法で調べたところ、両コーヒーとも、総合自立神経活動を示すスペクトルの全周波数でパワーを高めることが確認されました。 総自立神経活動は高まっていると推察できる結果が出たわけです。

しかし、一方で、交感神経の活動を示す低周波数域でのパワーと副交感神経の活動を示す高周波数域でのパワーを高めたのはカフェイン入りのコーヒーのみでした。 つまり、交感神経と副交感神経に分けてみた場合、カフェインレスには、その活動を高める効果がないことが分かったのです。

これらの実験結果は、何を物語っているのでしょうか? 総自律神経にはカフェインレスでも効果があったのに、交感神経と'副交感神経でみると効果がないという結果は?

ここから考えられることは、コーヒーに特有の物質(香り成分や苦味物質など)にも総自律神経活動を高める効果があるのではないかということです。 カフェインレスのコーヒーにも総自律神経活動の働きを高める効果が見られたのは、これらの物質によるものと考えられます。

なお、この実験では脂肪の代謝を示す呼吸商という値についても調べられ、カフェイン入り、カフェインレスとも、顕著に脂質代謝を亢進することが認められました。カフェインレスもためしてみる価値ありそうですね。

 

 

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コーヒーのダイエット力 その1 太りやすい人は自律神経の働きが弱い

コーヒーのダイエット力 その2 自律神経の働きを高めるのに有効なコーヒーの成分

コーヒーのダイエット力 その3 コーヒータイムをダイエットに活かすポイント

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